しんぶん赤旗奈良県ニュース 11月27日付け
地域要求実現ぜひ
奈良県の「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を国民大運動実行委員会」が毎年行っている自治体キャラバンは、今年で28回目となります。県内すべての市町村を回り地域の要求実現のために自治体と交渉をしています。
奈良市では20日、同市実行委員会が市役所で交渉を行い、奈良市革新懇や奈良民商などから32人が参加。▽福祉医療の完全無料化▽市立保育園の民営化は行わないことーなどを要求しました。
参加者からは「子どもの医療費が自動償還払いなので、安心して子育てできるように窓口払いを無くしてほしい」「算数学習システム『学びなら』は、難しすぎて算数嫌いの子を増やしている。同市の小学生のデーターを採点する業者に渡すことに問題はないのか」などの意見が出されました。
日本共産党奈良市議団も同席しました。
大和郡山市では8日に、同市実行委員会が市役所で交渉を行い、新婦人や民医連などから30人が参加。▽国保料・介護保険料の引き下げ▽「防災計画」の見直しと設備点検ーなどを要求しました。
参加者からは「国保料は低所得者の加入が多く、負担感が大きい。加入者の中には、通院の回数を減らす人や重症化してから病院に来る人がいる」「個人情報保護の観点から、自衛隊に適齢者名簿の情報提供はしないで」などが出されました。
党大和郡山市議団も同席しました。