しんぶん赤旗奈良県ニュース 11月21日付け
広陵町で改憲学習会
北葛学習のつどい実行委員会は11日、広陵町でつどいを開き152人が参加しました。
「安倍9条改憲は、なぜ怖いか?」と題して、あすわかKYOTO(明日の自由を守る若手弁護士の会)事務局長の諸富健弁護士が講演しました。
諸富氏は、自民党の改憲勢力が臨時国会で9条改憲の発議を狙っているとのべ、衆参各議院の総議員3分の2以上の賛成で発議となることや、国民投票には最低投票率の定めもなく、テレビや新聞などのメディア操作の危険性があることなどを指摘。発議させないためには対話を進め、3000万人署名をやりきることが大切だと強調しました。
今井光子県議は、「災害から命を守るまちづくり」について講演。県南部の災害や大和川の水害、今夏の台風で北葛城郡(広陵町・王寺町・上牧町・河合町)の避難状況や自主防災の取り組みを報告。国土強靭化を課題にしながら、大型開発優先で防災老朽化対策が後回しになっているとのべ、従来の延長線でない抜本的な対策が求められると訴えました。
90代の男性は、「改憲に対しどちらでも良いという人々に、宣伝する必要がある」とのべ、70代の女性は、「今井県議はよく調べている。県議の実践力を感じた」と話しました。