いっせい地方選挙勝利へ 日本共産党 新春のつどい開く
安倍暴走政治ストップを奈良から
初当選の堀内照文衆院議員が講演
いっせい地方選挙まで2カ月と迫った1月23日、日本共産党奈良県委員会と同県後援会は大和郡山市内で新春のつどいを開催し、約1000人が参加しました。いっせい地方選挙の候補者が勢ぞろいし、昨年末の総選挙で初当選した堀内照文衆院議員が講演しました。堀内議員は、衆院で21人に躍進した議員団で、1月26日から始まる国会冒頭に、政党助成金の廃止を求める法案を提出するなど、国民と共同して安倍内閣の暴走阻止に全力をあげると訴えました。
講演する堀内照文衆院議員
堀内議員はまず、衆院選比例票で前回の1・61倍得票するなど奈良の皆さんの大奮闘で私を国会へ送り出していただいたと感謝の言葉を述べました。そして先日、20年を迎えた阪神淡路大震災では、被災者に冷たい政治を目の当たりにして政治を変えなければとたたかってきた20年であり、その間、住宅再建に300万円の支援制度が実現するなど、政治は変えられると確信した20年でもあったと振り返りました。
衆院で21議席となった共産党は、17すべての常任委員会に委員を送り、うち11の委員会は複数で、党首討論もでき質問時間も大幅に増え論戦力を大いに発揮できる、提案権を使って国会冒頭に政治を劣化させている政党助成金廃止法案を提出する予定だと紹介しました。
堀内議員は、安倍政権は議席では多数でも、世論調査では安倍首相が進める問題のどれも5〜6割の国民が反対で、暴走政治をそのまま続けるなら、国民との深刻な矛盾に突き当たると指摘。アベノミクス、沖縄、消費税増税、憲法、原発再稼働、戦後70年などについて詳しく報告しました。そして、国会で論戦し、国民と共同を広げ、安倍暴走政治を食い止めると決意を述べました。
また、奈良県政についても、「奈良らしさ」を破壊する開発事業の目白押しで、消費税増税を公平な税制だとして10%にも賛成する荒井知事やそれを支えるオール与党の姿勢を批判、日本共産党県議団が周産期医療センターの整備など県民の命を守る砦の役割を果たしていると述べ、県議団を7人にし、市町村議選でも全員当選をめざすとして、大きな支援をよびかけました。
堀内照文衆院議員(右から4人目)とともに手をあげて参加者に応える(左から)太田あつし、今井光子、小林てるよ、山村さちほ、
(1人おいて)松田みつる、いずみ信丈、宮本次郎の各県議候補
勢ぞろいしたいっせい地方選挙の県議、市町村議候補
いっせい地方選候補者が決意
いっせい地方選挙の候補者が勢ぞろいし、それぞれ決意を表明。そのうち県議候補は次のように決意を述べました。
北葛城郡区から6期目に挑戦する今井光子県議は「今年は戦後70年。自衛隊法が変えられたら、隊員は命令一つで戦場に送られる。若い人たちを絶対に戦場に送らせない。奈良県に軍事基地を作らせない」と決意。
前回定数2の大和高田市区で、自民2議席独占を破って初当選した太田あつし県議は「市民の願いを県政にとがんばってきた。水害対策や中学校給食実現に尽力。地域や地場産業を振興する県政をめざす」と述べました。
生駒郡区3期目をめざす宮本次郎県議は「妊婦さんが大阪まで運ばれて亡くなったことが悔しくて、遺族の方や地域の方と運動し、周産期医療センターなど前進した。安心して子どもを産み育てられる奈良をめざす」と述べました。
生駒市区で共産党の議席回復をめざすいずみ信丈候補は「昨年9月県議会で共産党議員団の奮闘で全国初のブラックバイト根絶をめざす意見書が採択された」と紹介。「若い人が安定した職に就けるようがんばる」と決意を述べました。
大和郡山市区で初挑戦の松田みつる候補(大和郡山市議)は「市民の声を届ける共産党の議席がどうしても必要。今年は女性参政権70年。女性県議の誕生で女性の地位向上を」と決意表明。
奈良市・山辺郡区で2期目をめざす小林てるよ県議は「昨年の医療介護の総合法で病院や施設を追われ、行き場のない高齢者があふれている。平和と福祉が私の原点。暮らし第一の県政をめざす」と述べました。
同じく奈良市・山辺郡区の山村さちほ県議は、県議団長として4期16年、大型開発推進や暮らしを省みない県政と正面から対決し、若草山へのモノレール計画を中止させたことなど紹介。「今度はもっと強力な7人の県議団実現にお力をお貸しください」と訴えました。
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これより先、細野歩党県委員長が主催者あいさつで、総選挙への大きな支援に感謝を表明し、引き続きいっせい地方選挙では、県議を改選5人から7人に、市町村議員を改選28人から32人に増やすとして、それぞれの自治体で県民の命と暮らしの守り手として奮闘している候補者への支援を訴えました。
上田清大和郡山市長と馬場淳歯科院長からのメッセージが披露され、参加した小泉診療所の水谷和宏所長が、日本共産党の躍進への期待と支援の決意を述べました