リニアより生活支援を
奈良県議会 山村氏が予算案反対
奈良県議会は25日、山下真知事提出の新年度予算案に対し、自民会派が一部修正案を出し、修正部分を除いた予算案とともに賛成多数で可決しました。日本共産党の山村幸穂県議は予算案に反対討論を行い、事業の中身が大きく変わらない修正案にも反対しました。
山村氏は荒井前知事が進めた大型開発を中止し、子ども医療費の対象年齢拡大・現物給付化、保育士処遇改善、パートナーシップ制度実施などの県民の願い実現は評価すると言及。
一方で「いつできるのか不透明で環境を破壊し、省エネに反するリニア新幹線の駅誘致推進はやめるべきだ」と主張。京奈和自動車道大和北道路の地下トンネル建設は埋蔵文化財や住民生活への影響が懸念されると指摘し「リニアや高速道路よりも身近な生活道路や公共交通を優先せよ」「万博は中止し能登半島地震の復旧復興を優先せよ」と強調しました。
地場産業や小規模事業者が賃上げできるよう直接支援▽物価高に対する学校給食支援▽国保料、介護保険料の値上げや医療費負担に苦しむ県民生活の支援強化―を求めました。
山村氏は、県内公立高校の半数以上が築40年を超え、老朽化が激しいとして「公立高等学校の教育環境の充実等に関する意見書」を提案。全会一致で可決されました。
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自民党政治を終わりに
■奈良で駅前集会
奈良県の市民連合中南和、橿原市9条の会、奈良民医連が24日、橿原市の近鉄大和八木駅前で「憲法守れ!」「自民党政治さよなら」と集会を共催し、雨の中70人が参加しました。
淺川肇・市民連合中南和共同代表は「日本の政治の全ての課題で自民党政治を葬らないと国民は不幸のドン底に陥る。今こそ、あらゆる団体・個人が大同団結して新しい政治を打ち立てよう」と力強くあいさつしました。
御所(ごせ)市、葛城市、吉野町など中南和各地から参加した団体がそれぞれスピーチを行い、初顔合わせとなりました。
集会後、商店街をデモ行進。参加した青年は「いろんな団体が来て、共同の運動が進んでいると実感できた」と述べました。
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◇奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会(奈良市)
31日(日)午後2時、奈良弁護士会館。教育研究者や同関係者、市民らの発言など。オンライン配信あり。問い合わせ=奈良教育大学附属小を守る会、nara-edu-net@ae.auone-net.jp
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◇自衛隊名簿提供違憲訴訟(RYU裁判)提訴報告集会(奈良市)
29日(金)午後1時15分、県教育会館4階。原告弁護団による訴状の解説、質疑応答など。オンライン参加可。問い合わせ=narakenheiwaiinkai@iris.eonet.ne.jp
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不正常議会をただす
奈良・宇陀市議選 八木候補訴え
たつみ氏応援
奈良県宇陀市議選(5月5日告示、12日投票)で日本共産党の八木かつひこ市議(71)=現の4選をめざし、同市2カ所で市政報告会が開かれ、たつみコータロー衆院近畿比例候補が市議選必勝と党の躍進を訴えました。
八木氏は議会内での政争やパワハラ的行為など不正常をただす努力や、手話言語条例を4度の提案で実現など議席の値打ちを手話を交えて語りました。学校体育館にエアコン設置など市民の願い実現へ、引き続き議会に送ってほしいと訴えました。
たつみ氏は米大リーグ・大谷選手の元通訳問題からギャンブル依存症の怖さを強調し、大阪・夢洲(ゆめしま)へのカジノ誘致を厳しく批判。「万博開催はカジノのためだ」と指摘し、関連事業受注企業と維新との利権疑惑にもふれ、金権政治をただせるのは日本共産党だと訴えました。
参加者の質問に答え大企業の内部留保の還元や学費無償化について党の政策を語りました。市議会で企業・団体献金禁止の意見書を出してほしいとの要望もありました。
太田あつし衆院奈良3区候補も訴えました。
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今輝く憲法の理念
冨田教授が講演
奈良・生駒
冨田宏治関西学院大学教授を迎え「戦争ではなく平和を」と題する講演会が23日、奈良県生駒市で開かれ、83人が参加しました。憲法改悪許さない生駒共同センターの主催。
冨田氏は日本国憲法の前文や9条、13条、25条に触れ「憲法の崇高な理念が今輝きを増している」と強調。核兵器禁止条約を生み出した世界の変化を語り、「世界が日本国憲法に追いつき始めた。憲法を変えようとしている自民党政治を終わらせよう」と訴えました。
維新政治や投票率向上など会場からの質問に答え、維新支持層は税金のムダづかいに憤っており、費用が膨張する万博開催を支持しないと指摘。街頭での働きかけで日本民主青年同盟に入る若者が増えていることなどを紹介し、対話の重要性を語りました。
「かしの木文庫」(生駒市)の平井冨久子さんが絵本「なきむしせいとく」(田島征彦)、「せかいいちうつくしいぼくの村」(小林豊)の2冊を朗読しました。
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◇憲法連続学習会第36回(奈良市)
29日(金)午後6時半、奈良弁護士会館。テーマ=「放送法とメディア」。講師=長井暁さん(元NHKチーフプロデューサー)。Zoom参加の申し込み=氏名、メールアドレス、参加希望日(タイトル)を記入の上、event@naben.or.jpに送信、26日まで。主催=奈良弁護士会、0742(22)2035
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奈良県議会委で予算案否決
知事の強引手法に反対
山村県議が見解
奈良県議会で、日本維新の会の山下真知事が初めて編成した新年度予算案が19日の予算審査特別委員会で、自由民主党・無所属の会と公明党の反対多数で否決されました。日本共産党は同委員会にはいません。25日の本会議でも否決される見通しで自民会派が修正案を出します。日本共産党の山村幸穂県議は次の見解を示しました。
◇
山下知事は荒井前知事が進めようとした2000?滑走路を伴う大規模防災拠点整備(五條市)を見直し、同地にヘリポートや防災用倉庫などとともにメガソーラーを整備する案を示しました。橿原市に中核的広域防災拠点を整備し、大和高田市に消防学校を移転させるとしています。
日本共産党は2000?滑走路などの見直しには賛同しますが、山下知事が住民合意を得ようとせず「反対があっても進める」と発言を繰り返し、自身の計画を強引に進める手法には反対です。
自民会派はすべて前の計画に戻せとは主張していません。「なぜメガソーラーなのか」「なぜ進入路の狭い場所に消防学校なのか」など知事の説明が十分でなく「納得できない」と反発しています。
当初予算案は万博やリニア、メガソーラー開発、企業誘致など大企業優先のため日本共産党は反対ですが、子ども医療費の現物給付化など県民の暮らしに必要な施策も盛り込まれています。山下知事には県民の利益最優先の立場で、地元住民に十分な説明を行い、反対意見にも耳を傾け、県民が納得できるよう丁寧な対応を強く求めるものです。
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事後検証もルール作りも放棄
安倍「国葬」 原告主張
奈良地裁
奈良県民41人が安倍晋三元首相の「国葬」は違法・違憲だとして知事参列の県費返還を求めている裁判の第5回口頭弁論が21日、奈良地裁(寺本佳子裁判長)でありました。
原告側は、岸田文雄首相は「国葬」の1年後に事後検証やルール作りを行うとしていたにもかかわらず放棄したと述べ、「憲法違反を暗に認めている」と主張。「日本史において国葬は常に政治利用され、思想抑圧による国民統合がされた。国民主権のもとで再定義しない限り、内心の自由が侵害される」とする研究者の意見書を提出しました。
奈良市で原告団の報告会が開かれ、被告(県)側は「国との信頼関係の維持増進に寄与する」との主張に「具体的な根拠を示す必要はない」と釈明していると説明。今井光子元県議が「自民党安倍派の裏金が大問題になっている。その中心にいた人に何ら法的な根拠もなく『国葬』という形で国民に弔意を強制することは許されない」と発言しました。
次回は6月20日午後2時から。
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町政動かす2氏必勝
やつお春雄候補(70)=現
山田みつよ候補(74)=現
奈良県広陵町議選(定数14)が4月2日の告示(7日投票)まで2週間となりました。日本共産党は、やつお春雄(70)、山田みつよ(74)両現職の必勝へ全力をあげています。
両氏は「3つの安心」=?学校給食費の無償化?ゴミ袋を半額に?国民健康保険税、介護保険料の値下げー実現へ、奮闘しています。町が決めた小学校給食費の値上げを住民の運動と力を合わせ事実上、撤回させました。ゴミ袋無償化を提案し否決されましたが、おむつ回収は無料となり、新型コロナ対策でゴミ袋の無償配布が実現。議案提案権のある党2議席が願い実現の力となってきました。
町議選は現職4人引退、新人7人立候補の予定で3人超過の大激戦の様相です。新人は30代子育て世代や、PTA協議会会長、元自治会長らいずれも有力。前回、党候補は、やつお氏7位、山田氏は最下位と9票差の12位でした。各1千票の獲得めざし、厳しい選挙を何としても勝ち抜こうと奮闘しています。
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「先生辞めさせないで」
子どもの不安思うと…
奈良教育大学が同大付属小学校の教員19人を数年かけて強制出向させようとしている問題で、15日までに同校に子どもを通わせている保護者4人が子どもの状況や思いを語りました。
強硬人事やめて
・Aさん「とても憤り、むなしさを感じている。通常の人事交流なら賛成だが、今回のような強硬な人事交流は子どもたちを不安にさせる。保護者有志で署名を集め再三、校長や学長に?強硬な人事交流しないでほしい?と要望したが、全く届いていなかった」。
学長判断悔しい
・Bさん「『先生たちを辞めさせないで』と子どもたちが有志で署名を作り、校長先生に届けたり、校長と学長に手紙を書いた子、直訴した子、文科省にメールをした子もいる。子どもたちの勇気、気持ちを思うと不安感はどれほどかと思う。学長の判断のみでされることがとても悔しい」。
子ども置き去り
・Cさん「子どもが置き去りにされている。何のための出向なのか大学の相談窓口に問い合わせても返答はなく内示を出してから保護者説明会をするのは不誠実。報道では道徳の指導が十分でなかったと言われているが納得いかない。先生たちは日常から子どもたちの意見をよく聞き、違った意見があれば話し合い、互いが理解できるように導く努力をされている。これは道徳指導の一つだと思う」。
非常に残念遺憾
・Dさん「出向人事に衝撃を受けている。学長が子どもたちのためというのは口だけで、結局は子どもたちが置き去りにされていることが非常に残念であり遺憾。一教育者であるはずの学長には、子どもたちに不安感を与えないような判断を下してほしい」。
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腐敗正す2氏必勝を
奈良・広陵町議選 清水氏が応援
奈良県広陵町議選(4月2日告示、7日投票)で日本共産党の、やつお春雄、山田みつよ両町議の勝利を目指す演説会が17日、同町で開かれ、清水ただし衆院近畿比例候補が応援演説をしました。
清水氏は、自民党の国会議員は多額の裏金をつくりながら税金も納めておらず、徹底解明が必要だと強調。企業・団体が政治家に寄付するのは見返りを求めるからであり、国民が必要とする分野に予算が届かない要因になっていると力説。金権腐敗政治をやめさせるためにも、2氏の必勝をと訴えました。
やつお氏は「企業・団体献金を全面的に禁止する法的措置を求める意見書」を議会に提案し、奮闘した(結果は否決)と報告。議案提案ができる2議席を必ずと訴えました。
山田氏は、町が小学校給食の物価上昇分を保護者負担にすると決めたが、町民とともに反対運動にとりくみ、事実上、値上げを撤回させたと議席の値打ちを語りました。
町議選は3人超過の様相。宮本次郎衆院奈良2区候補が町議選、衆院選勝利へ入党を訴え4人が決意しました。
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◇憲法まもる政治の実現へ中南和八木駅前集会(橿原市)
24日(日)午後1時半、近鉄大和八木駅前広場。各団体・個人のあいさつ、メッセージなど。集会後デモあり。主催=市民連合中南和、橿原市九条の会、奈良民医連。問い合わせ=090(5160)3480大槻さん
◇ロシアのウクライナ侵略もガザでの無差別大量虐殺も許さない第26回県民集会&デモ(奈良市)
24日(日)午後2時、JR奈良駅前東口広場。午後2時分デモスタート。主催=同実行委員会。090(4243)6370深澤さん
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◇「戦争ではなく平和を」講演会(生駒市)
23日(土)午後1時半、市コミュニティセンター。冨田宏治関西学院大学教授の講演、絵本の朗読。主催=憲法改悪許さない生駒共同センター。問い合わせ=090(9985)6041井上さん
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◇奈良安倍国葬反対裁判第5回口頭弁論(奈良市)
21日(木)午前11時、奈良地裁101大法廷。同報告会、午前11時半、県教育会館4階。
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