2015年01月28日(水)
賃上げ勝ち取ろう
2015年春闘勝利めざして、春闘共闘と奈労連が集い
アベノミクスでなく賃上げを 全労連の井上久事務局長が講演
講演する全労連の井上久事務局長
2015年春闘勝利めざして、春闘共闘と奈労連が集い
アベノミクスでなく賃上げを 全労連の井上久事務局長が講演
奈良県春闘共闘会議と奈労連は1月25日、2015年春闘の勝利をめざして新春の集いを奈良市内で開催しました。
今年は、奈労連結成25周年、「奈労連新聞」300号を記念して、第2部で交流が行われました。
集いの開会で井ノ尾寛利議長は、今年は大幅賃上げ実現の絶好の機会だとして、その理由を、大企業が利益を貯め込む一方、労働者の実質賃金は下がり続け、このままでは日本がだめになると広く認識されてきており、解決には賃上げしかないことがはっきりしていると指摘。しかし、賃上げはたたかってこそ実現するとして、そのたたかいの道筋を今日学び、目に見える県民の春闘にしようとあいさつしました。
「2015年春闘をめぐる情勢とたたかいの展望」と題して全労連の井上久事務局長が、「春闘
における情宣活動・職場機関紙活動の役割」と題して奈良新聞労組の井上直士書記長がそれぞれ講演しました。
井上事務局長は、昨年末の総選挙結果からもアベノミクスの破綻は明らかで、それは消費税増税の失敗に止まらず、企業が栄えれば労働者にこぼれ落ちるという論法の誤りを示しているとして、格差拡大などの資料を示して説明しました。
また、欧米でも格差解消が実行されていることも示し、春闘の基本構図は何より賃金闘争でどれだけ前進するかだとして、全労連は月額2万円、時間給で150円以上の賃上げを要求してたたかうと説明しました。また平和や社会保障、教育など各分野で共同を広げることや組織拡大が重要だと強調しました。
井上書記長は、職場での機関紙は要求実現のためにも必要不可欠だとして、機関紙づくりは苦しいこともあるが、組合員からも当局からも注目されるとして、組合員の参加で生き生きした紙面づくりをと話しました。
講演する全労連の井上久事務局長