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 奈良の信頼失う行為はやめよう

本物の奈良ブランドこそ信頼向上

 「『奈良産品フェア』で買った商品が外国産だった」「中心市街地活性化や、起業家を支援する公営商業施設のショップの商品が東アジアで生産されたものだった」こんな経験をお持ちではないでしょうか。
 

 消費者の誤認を招く不当表示

 奈良県を代表する産品の靴下や柿・吉野杉を連想させ、消費者を誤認させるような表示・販売方法は、消費者の利益を保護し、消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守る法律「不当景品類及び不当表示防止法」により禁止されています。新たに「産業興
し」や起業をめざす人びとを傷つけ、「奈良の魅力」を訪ねる観光客の信頼を失う行為です。

 「奈良ブランド」開発への挑戦

 県内には繊維・被服、皮革製品、葛・柿・そうめんなどの食料品、木材・木製品の他、奈良筆・墨、高山茶筌、吉野杉桶・樽等の伝統的工芸品など、優れた地域資源を生かし、使う人への思いが込められたさまざまな「もの」があります。小規模事業者や企業家は、自社の持つ「コア技術」を生かし、ものづくりの本質と素晴らしさを再発見するための試作・新サービス開発を行い、「奈良ブランド」商品として販売できる機能を持とうとチャレンジしています。
 1200年の歴史と手延べ製法の伝統を守る素麺製造業者は、「三輪素麺」を「産地ブランド」として、生産組合がめんの細さ・原料小麦に応じて等級管理しています。靴下業界でも「奈良ブランド」規格の確立、「自分たちがはきたい、生まれたての形をした素朴でしっかりと大地を歩いていくための靴下」を創り、百貨店等で販売する小規模事業者もいます。

「にぎわいづくり」の再構築を

 新規開業志望者のための商業施設の運営や空き店舗の活用は、観光客の誘致や中心市街地のにぎわいを取り戻し、街並みの環境や景観を維持するためにも有効です。事業の円滑な推進を図るには、店舗を提供するだけでなく、施設の運営機能を確立し、事業者相互の事業意欲や将来性を重視した研さん、マーケットリサーチ、店舗の魅力、集客力を高める創意などが求められます。
 拡幅された道路、歴史のある店舗が撤退した跡への遊技場などの出店、駐車場化など、「奈良らしさ」が失われつつある奈良市の三条通りでは、行政と商店街や地域住民等との連携強化により、「変わりゆく街」から「魅力あふれる街」への再構築、検討が必要です。

 世界に誇る「奈良」の発信を

 行政、業界団体、観光業界、有識者が共同して、世界に誇る「奈良」をプロデュースする機能を確立してこそ、「文化の多様性」を重視した観光客の誘致、地域の産業振興、活性化に効果を発揮します。県内地域の「イメージ」や、地域の「商品ブランド」の知名度の向上が、消費者・観光客の近親感や安心感、信頼への向上、地域の持続的成長につながります。


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