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 しんぶん赤旗奈良県ニュース 1月9日付け

 

    保護者ら署名など運動

 

高校削減県民集会.jpg

県立高校の削減に反対する県民集会で意見をのべる保護者=2018年11月10日、奈良市

 

 奈良県の「県立高校再編計画」は昨年9月議会での条例改正案可決後も「私たちの母校をなくさないで」「子どもたちの進路選択を奪うな」と県民から批判の声があがっています。(奈良県・石橋和美)

 県教委は「教育の質の向上」を名目に、平城高校と登美ヶ丘高校、西の京高校の3校を2校に統合して、平城高校の校舎に奈良高校(いずれも奈良市)を移転。吉野高校(吉野町)と大淀高校(大淀町)、大宇陀高校と榛生昇陽高校(ともに宇陀市)を統合する計画を打ち出しました。荒井正吾知事も6月28日の定例記者会見で「今度の再編計画についてはよく考えておられる」と同計画を支持する発言をしています。

  県民が計画反発

 県教委は、校名を伏せたまま昨年3月に意見公募を行い、多くが反対意見だったにもかかわらず、その結果を再編成に反映させず、校名公表後は一切意見公募を行っていません。

 この間、保護者や教師、県民などでつくる「県立高校削減問題を考える会」は4回の県民集会を開き、平城・奈良高校生の保護者や卒業生、学校を取り巻く関係者の意見や思いを共有してきました。平城高校関係者が取り組んだ、計画の見直しを求める署名は6月議会での計画発表後、わずか2週間で2万人以上から集まりました。

  耐震化は放置

 奈良高校は2011年に、県教委宛てに新築移転も含めた「全面改修要望書」を提出。耐震工事の実質設計や13年にはプレハブ校舎の図面立案まで行っていました。しかし15年に「高校再編成も含めた計画の立て直し」を理由に耐震化が見送られ、現在に至っています。

 無謀な計画に矛盾が噴出しています。計画では、奈良高校を22年の春に平城高校の校舎に移転して「耐震完了」としています。しかし、移転までの3年半、奈良高校の耐震化が放置されることが明るみに出て、同校の保護者が県議会宛てに陳情書を提出するなど批判が高まりました。県教委は対応策を検討するなかで、同校の校庭に仮設校舎の建設を行うと発表。その間、同校の生徒は10年前に閉校となった城内高校(大和郡山市)の校舎を使用する案をだしました。

  党県議団の役割

 「県議会に陳情に行くと(共産党の)宮本次郎県議が親身になって話を聞いてくれた」と平城高校の保護者は話します。共産党県議団は、計画が発表された昨年6月議会から12月議会まで本会議や委員会などで「県立高校適正化実施計画」に反対の立場を貫き、論戦をリードしてきました。

 同6月県議会において「実施計画」が賛成27、反対10で強行可決され、平城高校関係者が提出した請願書は賛成13、反対29で否決されました。県議会で共産党県議(5人)と一緒に同計画に反対し、請願書に賛成する県議が出たことは、計画に反対する県民世論の反映だといえます。

 「県立高校削減問題を考える会」は今後、創意ある取り組みで、あきらめず息の長い運動をつくり、計画の凍結・見直しをさせようと行動提起をしています。

   〈高校生の声〉 

 平城高校の生徒たちの声を紹介します。「ぼくたちの意見を聞いてくれない。おとなの意見ばかり聞いて無責任だ」(1年・男子生徒)、「平城は人気があるから、受験しようとしている子が困ると思う」(3年・女子生徒)、「再編計画が決まってから教育長が説明に来たのはおかしい。母校が無くなるのは悲しい」(1年・女子生徒)。


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