2018年10月14日(日)
しんぶん赤旗奈良県ニュース 10月10日付け
「私たちが戦争を無くす」
奈良・9条の会 浜氏招き講演会
奈良県の橿原市9条の会は7日、浜矩子同志社大学大学院教授を招き、結成13周年記念講演会「ふだんの暮らしと平和…そして戦争」を市内で開き、200人が参加しました。
浜氏は、日本国憲法前文の「諸国民との協和による成果」「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」などの一節を示し、憲法にはグローバル時代の生き方を示す先見性と先端性が集約されているとのべ、「21世紀を支えあいや分かちあいの時代にするために憲法を守らなければならない」と話しました。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」を阻止するためには、「働き方改革」や「一億総活躍社会」など相手が発信している造語をそのまま使うのではなく、「言葉の本質を常に考え正体を見極め、相手にからめとられないようにする必要がある」とのべました。
参加した男性が「あるジャーナリストが『戦争があった』という時代、戦争が無いことが常識になる世の中がいつかくるという話をしていたがどう思うか」と問うと、浜氏は「いつかより今の問題。『私たちが戦争を無くす』という心意気を持つことが必要です」と答えました。