2017年12月27日(水)
しんぶん赤旗奈良県ニュース 12月27日付け
情報発信施設「ときのもり」
県負担大 運営中止を
奈良県12月議会で、日本共産党の宮本次郎議員が一般質問を行い、県が東京の白金台で運営している情報発信施設「ときのもり」について質問しました。
宮本氏は、県が建物を1億1000万円で改修し、事業者に運営を委託しているが、県が建物所有者に払う年間賃借料約2000万円に対して、2016年度は409万円しか納められず、2017年度もほぼ横ばいの厳しい状況であると指摘。
荒井正吾知事に対して、▽事業実施にあたってどのような市場調査がされているのか▽県が支払っている賃借料の半分にもみたない負担金設定は妥当なのか▽この事業を今後も続けるのか‐とただしました。
荒井知事は、「奈良の食をPRするためには妥当な設定」と事業の継続に固執しました。
宮本氏は重ねて、「富裕層に向けてアピールするために、巨額をつぎ込むことは認められない」と運営中止を求めました。